設備共用の概要

これまでに、産学共同研究や科学研究費補助金等の大型研究資金により、多数の材料信頼性評価設備、表面観察・分析設備等の整備を行い、設備を取り扱う研究員と研究支援者の育成に取り組んできました。

この研究設備の整備と人材育成を基盤として、「安全・安心な社会の構築」を基本理念に、2007年度から文部科学省の補助事業として産業界向けに設備共用事業を開始し、多種多様な利用ニーズに対応してきました。

単に設備の利用を提供するだけではなく、多様な試験・分析方法や研究手段を提案し、技術指導研究員が設備の原理・操作方法・データ解釈についての指導を行い、 利用課題の本質的解決のための取組を行っています。

さらに、設備利用を産学共同研究へ移行させる等、利用成果のさらなる発展や産学連携の強化にも力を入れています。

産業界以外にも、研究機関、大学からの利用ニーズにも対応致します。

沿革

2007年7月
文部科学省「先端研究施設共用イノベーション創出事業」に採択され、大学院工学研究科附属エネルギー安全科学国際研究センター(現:先端材料強度科学研究センター)内に共用支援室を設置し、設備の共用を開始。
2010年4月
文部科学省「先端研究施設共用促進事業」にて設備共用を継続。
2012年4月
支援室の拠点を未来科学技術共同研究センターに移管。
2013年4月
文部科学省「先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業」にて設備共用を継続。共用設備の更新、新規導入を実施。
2016年3月
文部科学省「先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業」終了。
2016年4月
文部科学省の事業にて整備した設備と運営体制を維持し、自主事業としての設備共用を開始。